2013年07月08日

スマートデバイスのビジネス活用 iPadとAndroidタブレットとで、どちらを導入するのが良いのか

 
業務改善コンサルタントの光本です。

スマートデバイスのビジネス利用に関するこれまでの2回のコラムでは、大きな捉え方で、なぜスマートデバイスの業務利用に取り組んでいかなければならないのか、その意義は?といった疑問に対して私なりの見解を書きました。

 
今日は、スマートデバイスをビジネスで利用するにあたって、必ずといっていいほど質問されることに触れたいと思います。
 
 
スマートデバイス(ここではタブレットとして)のビジネス利用に取り組もうという企業から、必ず最初に質問されることは、
 
「iPadとAndroidタブレットとで、どちらを導入するのが良いですか?」
 
という質問です。



 
普通にプレイベートで使うぶんには、まあ同じようなことができるし、好みで決めればいいのでは?ということになるのですが、ビジネス利用となると少し冷静に考えなければなりません。
 
「見た目は似ているが、中身が違う」ということで、ややこしい。業務に役立つソフト(俗にアプリという)を作ろうと思うと全く違うプログラム言語で開発しなければならない、要は、iPad用に作ったアプリは、Androidタブレットでは動かない!両方作るとコストが2倍(2倍は言いすぎか?)
 
昔、パソコンが普及し始めた時と似ています。Apple社のMac(Macintosh)とMicrosoft社のWindows、どっちのパソコンがいいか?動くソフトもそれぞれで全く違う、それぞれの互換性なしということで、しばらく悩んだものです。
 
専門家の意見もいろいろ分かれるのかもしれません。
 
現時点でビジネス利用ということで選択するなら、どちらがいいでしょうか?
 
現時点でAndroidを選択する場合には、ウィルス対策や勝手にアプリをダウンロードしないようにといった社員教育での規則徹底など、しっかりとした管理がより強く求められると思うので、iPadの方が無難かなと思いますが、

ただ、これは「現時点での」ということであって、当然、時間の経過と共にAndroidにも様々な対策が打たれていき、結果、費用面を考慮すると断然Androidが良いということになるのかもしれません。


 
私でもどちらかに決めて、どちらかでしか動かないアプリを大量に開発しよう、という投資判断をすることには躊躇してしまいそうです。自分でもそうなのですから、皆さんも躊躇されるでしょうね。
 
(一般消費者向けのアプリなら一般消費者の端末を決めることはできませんので、最初からそれぞれ両方向けにアプリを開発するしかありませんが。。。)
 
そういったこともいろいろ考え合わせると、いつデバイス(端末)を買い替えても、iPadでもAndroidでもWindowsでも、「それぞれの環境で動く業務アプリ」を自動的に再作成できるような仕組みがあったら、それほど気にせずに今の状況で「とりあえず」選択できるのではないか?
 
一度に両方のアプリを作ることができれば開発費用も半分ですむんじゃないか?
 
そこで、「開発しないIT」=ノンプログラミング、「持たないIT」=クラウドサービス、をスローガンに事業を行っている弊社では、上記のようなiPadでもAndroidでもWindowsでも、それぞれの環境で動く業務アプリをプログラムを書くことなく自動作成できるクラウドサービスの提供を開始しました。

 
ご興味のある方は、お気軽にお問合せください。
https://main-excel-club.ssl-lolipop.jp/hdb/soudan/soudan.html

 
posted by いんた at 16:57| Comment(0) | 販売管理システム | 更新情報をチェックする

2013年04月15日

業務システムのインタフェースとしてのスマートデバイス(その1)


業務改善コンサルタントの光本です。前回の「スマートデバイスの業務利用(その1)」に続き、今回は業務改善の手段としてのスマートデバイスの活用にふれたいと思います。
 
前回は、業務システムのインタフェースとしてのスマートデバイスについて書き、日常生活において頻繁に利用しているスマホと同じユーザインタフェース、操作で業務システムを利用できるというユーザビリティの面に注目しました。
 
スマートデバイスのインパクトとして、もう一つ重要な面は「モバイル」利用による業務改善です。
 
「モバイル」活用による業務改善を進めるにあたっては、これまでの業務改善視点とは全く違ったアプローチが必要になると思っています。
 
 
これまでのITを活用した業務改善のアプローチは、業務プロセスにおける処理機能のシステム化という観点で進められました。特に、あるべき想定業務プロセスをもとに設計されているERP(統合業務パッケージ)などでは、「システムに合わせた業務」を行うことで効率化を図ることができるというコンセプトでした。
 
一方、スマートデバイス活用は、時間と場所の制約を取り払い、いかに「人に合わせた業務プロセス」を新しく創造できるか、その業務プロセスの流れ全体を支えるシステム機能はどのようなものか、という発想なくしては業務を改善できないものです。
 
業務中心の設計にもとづいた現状業務の流れの延長線上で、モバイルを活用するということだけにとらわれ過ぎると、部分的な利用や使うデバイスが単に変わっただけということになってしまい、スマートデバイスも流行りものでしょ!という評価に終わってしまいそうです。
すでに、そうなってしまっている会社もあるかもしれませんね。
 
従来の携帯電話にはなかった表現力を持ち、「いつでも」「どこでも」「すぐに立ち上げ」「他の人と共有しながら」利用できるという特長と、GPS/各種センサー/AR(拡張現実)などの多様な独自機能を、いかに「人の活動や気持ちに合わせた業務プロセス」の中で生かしていくのか。
モバイルありきで一から新たに業務プロセスを創りあげるというくらいの気持ちで取り組まなければ、ちょっとスマートデバイスの一機能を使ってみただけで、効果があったのかどうかも良く分からず、結果、活用も停滞、進展なしということになってしまいそうです。
 
そういったことで、どうも、これまでのように現場の課題を聞いて、それを解決するための手段を考えながらシステム化していくという従来型のやり方だけでは難しい。
スマートデバイスの持つ技術機能(テクノロジー)から適用方法を検討する、自社とは違う業界での活用事例などもヒントにしながら知恵をしぼるなどしながら、業務の流れ全体を「人中心にBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)する」必要があるのです。
 
弊社では、早くからスマートデバイス関連テクノロジーを研究開発している会社(例えば、AR:拡張現実や音声認識、GPSなど)と連携しながら、ビジネスでの応用、業務改善に取り組んでおります。

前述の課題、お悩みをお持ちの企業様は是非お気軽にご相談ください。
 
 

 
posted by いんた at 18:39| Comment(0) | 販売管理システム | 更新情報をチェックする

2013年03月09日

ToBe(あるべき姿)とのGAPを見える化しましょう


業務改善コンサルタントの光本です。業務を改善したいがどのような手順で取り組むべきか悩むという方も多いと思います。
 
現場の社員が皆で集まって、各人がそれぞれ日常業務を行う中で気になっていることについて意見を出し合い、その意見の中から皆が重要だと思う優先度の高いものから解決していくというようなアプローチも、現場社員の人材育成やモチベーションの向上といった視点からは良いアプローチかもしれません。
 
そういった「業務改善活動」の活性化を目的に取り組みたい場合は、このような活動をご支援することもあります。
 
一方、例えば、「すでにお客様からのクレームが多発していて、すぐにでも根本的な原因を追究して万全の対策を施したい」というご要望や
 
「生産性向上の短期間目標としてのコスト削減が必達の状況で何とかしたい」といったご要望であれば、もっと論理的で確実なアプローチをお薦めします。
 
生産性向上がテーマでも、品質向上がテーマでもだいたい同じような視点で取り組むことができると思います。
 
それは、ToBe(あるべき姿)とのGAPを見える化し、その優先課題に対して解決策を立てていくということです。
 
何をToBeとするか?これが、長年、多くの業種、規模の大きい企業から小さい企業、様々な業務改善をご支援してきた私どもが最もお役に立てる領域かと思っています。
 
コンサルタントへ依頼せずに実施したい場合には、対象業務が、販売管理、人事給与管理、財務管理など汎用的な業務領域であれば、例えば、ERP(統合業務パッケージシステム)の持つベストプラクティス(あるべき業務プロセス)を参考にGAPを見える化していく、とか、まず最初に自社のあるべき業務プロセスはどのようなものかをプロジェクトチームで検討した上で業務フロー図を作成し、それとのGAPを見える化していく等の進め方はできるかと思います。
 
そして、GAPは次のような視点で整理していくとよいでしょう。
 
 
①ToBeの業務機能とのGAP
 
手抜きや効率優先などでやるべき業務をやっていない。逆に、過剰なサービスや惰性で業務をやっているなど業務機能そのものの有無。
 
 
②ToBeの業務処理フローとルール(水準/手順や承認)とのGAP
 
アウトプットの基準・レベル水準がない、イレギュラー対応のルールがない、手順が多い、権限と責任の所在があいまいで承認段階が多いなど業務処理フローとルールの定義レベル差。
 
 
③ToBeの業務の機能分担とのGAP
 
ある業務をまとめて集中させて実施している、いろいろな担当に分散させて行っている、役割分担や担当範囲が不明瞭で属人的な分担になっているなど、機能分担の違い。
集中か分散かというだけでなく、これが業務と業務の間の情報連携等にも影響を与え、生産性や品質に影響が及ぶ。
 
 
④ToBeの実施/管理サイクルとのGAP
日次ですべき業務、週次ですべき業務、月次ですべき業務など実施のサイクルとそれを管理していくサイクルの違い。
 
 
まずは、このような視点でGAPを見える化して優先課題を明確にすることが、実効性の高い業務改善の取り組みの第一歩となりますので、参考にして取り組んでもらえればと思います。

posted by いんた at 10:38| Comment(0) | 販売管理システム | 更新情報をチェックする

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